内閣改造とは、首相(内閣総理大臣)が在任中に国務大臣(閣僚)を入れ替える(陣容を刷新する)ことです。政権の支持率回復、党内派閥の均衡維持、あるいは重点政策の推進強化を目的に実施されます。
株式市場において内閣改造は、「新閣僚の所管分野」や「政権が新たに打ち出す重点施策」に沿ったテーマ株(政策連動株)が物色される好機として注目されます。
内閣改造で注目されやすい政策テーマと代表的関連銘柄
新政権・新内閣が掲げる看板政策(国策)によって買われる銘柄の顔ぶれは変わりますが、近年の日本政権で継続的・重点的に推進されているテーマと代表的銘柄は以下の通りです。
1. 防衛・安全保障(防衛大臣・外務大臣の重点政策)
防衛費増額や「防衛力の根本的強化」に伴う受注拡大が期待されるセクターです。
- 三菱重工業(7011): 防衛・防衛装備品国内最大手。誘導弾、航空機、艦艇など。
- IHI(7013): 防衛用ジェットエンジン、宇宙航空関連。
- 川崎重工業(7012): 潜水艦、防衛用ヘリコプター・輸送機。
2. デジタル・AI・サイバーセキュリティ(デジタル相・総務相・経産相)
ガバメントクラウドの整備、AIインフラの国産化(Sovereign AI)、サイバー防御の強化。
- NTT(9432)/ SoftBank(9984): 通信インフラおよびAIデータセンター投資。
- トレンドマイクロ(4704) / FFRIセキュリティ(3692): 官公庁・防衛領域を含むサイバーセキュリティ。
- 富士通(6702) / NEC(6701): 政府デジタルインフラ(DX)構築の中核。
3. 経済安全保障・半導体(経済産業相・経済安全保障担当相)
国内での半導体工場建設支援、重要物資の供給網(サプライチェーン)強靭化。
- 東京エレクトロン(8035) / レゾナック・ホールディングス(4004): 半導体製造装置および先端材料。
- 信越化学工業(4063): 半導体ウエハ国内首位、サプライチェーンの要。
4. 国土強靭化・防災・インフラ更新(国土交通相・防災担当相)
老朽化した社会インフラの補修・補強、集中豪雨や大規模地震への備え。
- ショーボンドホールディングス(1414): コンクリート構造物の補修・補強に特化。
- 東洋建設(1890) / 前田建設工業(インフロニア・HD 5076): インフラ工事・海洋土木(マリコン)。
- 応用地質(9755): 地盤調査、防災・減災ソリューション。
5. エネルギー政策・GX(経済産業相・環境相)
脱炭素化(GX)の推進、原発再稼働、洋上風力や次世代エネルギーの支援。
- 東京電力HD(9501) / 関西電力(9502): 原発再稼働の進展による業績改善期待。
- 日立製作所(6501): 小型モジュール炉(SMR)や送電網(スマートグリッド)設備。
日経平均は5万円後、波乱の展開へ。
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