腕時計関連銘柄

日本の腕時計関連銘柄は、完成品メーカーから精密電子部品、ムーブメント製造、高級流通まで多層的な構造を持っています。

完成品メーカーを中心に、それぞれの強みや事業領域ごとに整理した主要関連銘柄の一覧です。

1. 完成品メーカー(日本の大手4社)

日本国内およびグローバルに展開する大手完成品メーカーです。ブランド展開(ラグジュアリー〜普及帯)や技術方式(機械式・クォーツ・電波ソーラー)によって強みが異なります。

  • セイコーグループ(8050)
    • 特徴: 高級機械式・クォーツの最高峰「Grand Seiko(グランドセイコー)」を軸に、欧米市場でのプレミアムブランド化(ジャパンラグジュアリー戦略)を急速に推進。
    • 展開: セイコーウオッチのほか、銀座の高級専門店「和光」なども傘下に持つ。
  • シマノ(7309)ではなく シチズン時計(7762)
    • 特徴: 光発電「エコ・ドライブ」や電波時計技術、チタン加工技術に強み。中価格帯の実用時計で高い世界シェア。
    • ブランド: 「The CITIZEN」「ATTESA(アテッサ)」のほか、米国ブランドの「BULOVA(ブローバ)」やスイスの機械式ムーブメントメーカー「La Joux-Perret(ラ・ジュー・ペレ)」を傘下に持つ。
  • カシオ計算機(6952)
    • 特徴: 耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」という世界的な単一強力IP/ブランドを擁する。
    • 展開: 樹脂モデルから「MR-G」などのフルメタル高級ラインへの高価格帯シフト(平均単価上昇)を進め、収益性を向上させている。
  • セイコーエプソン(6724)
    • 特徴: プリンターが主軸だが、自社ブランド「OrientStar(オリエントスター)」および「ORIENT」を展開する精密メーカー。自社一貫生産(マニュファクチュール)の機械式時計を展開。

2. 精密部品・ムーブメント・周辺材料

腕時計の心臓部(ムーブメント)やケース・外装パーツ、水晶発振器などの電子部品を供給する企業群です。

  • 日本電波工業(6779) / 大真空(6962)
    • 領域: 水晶振動子・水晶発振器。クォーツ式腕時計や電波時計の基準信号を司る超小型電子部品の大手。
  • シチズン時計(7762・再掲)
    • 領域: 外販用ムーブメント「MIYOTA(ミヨタ)」を展開。世界中のマイクロブランドや独立系時計メーカーに機械式・クォーツムーブメントを大量供給する世界最大級の供給元。
  • ミネベアミツミ(6479)
    • 領域: 超小型ベアリング・精密加工技術。腕時計の駆動系や微細部品の加工技術に波及。

3. 流通・リユース・高級時計販売

完成品の販売・輸出入、および近年の世界的な二次流通(中古ラグジュアリー時計)市場の拡大で注目される銘柄です。

  • コメ兵ホールディングス(2780)
    • 領域: ブランドリユース最大手。ロレックスやパテック・フィリップなどの高級腕時計の買取り・販売において国内屈指の流通量を持つ。
  • シュッピン(3179)
    • 領域: 高級腕時計専門ECサイト「GMT」を運営。専門性の高いEC流通と買取展開に強み。
  • 松屋(8237) / 三越伊勢丹ホールディングス(3099)
    • 領域: 百貨店大手。インバウンド(訪日外国人)による高価格帯ラグジュアリー時計(Grand Seiko、スイス高級時計等)の免税売上が業績を牽引。

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