政策保有解消推進ETFは、シンプレクス・アセット・マネジメント株式会社が運用するアクティブETFです。2023年9月7日に東京証券取引所に上場しました。
政策保有解消推進ETFは、日本初の政策保有株式を保有する企業に投資するアクティブETFです。政策保有株式の保有比率が高い企業の株価上昇の可能性に着目した投資商品として、今後の展開が注目されます。
政策保有解消推進ETFは、政策保有株式の保有比率が一定以上（20%以上）の企業を対象に投資を行っています。政策保有株式の保有比率が高い企業は、政策保有株式の保有を解消することで、資本効率の向上や株主利益の拡大につながる可能性があると考えられるため、政策保有解消推進ETFは、これらの企業の株価上昇を期待して運用を行っています。
政策保有株式とは、企業が自社の子会社や関連会社を保有するために保有している株式のことです。政策保有株式は、企業の経営戦略や事業拡大のために保有されていますが、資本効率の観点からは、直接営業利益を生み出さない資産であり、資産効率も測定されていないケースが大半です。
政策保有解消推進ETFの運用手法は、アクティブ運用です。アクティブ運用とは、指数連動を目指すパッシブ運用とは異なり、運用者が独自の基準に基づいて銘柄を選定・売買を行う運用手法です。政策保有解消推進ETFでは、政策保有株式の保有比率が高い企業の中から、利益水準、財務状況、取引所における流動性等を総合的に勘案して、投資銘柄を選定しています。また、政策保有株式の保有比率が高い企業は、経営改善の余地があると考えられるため、運用会社は、これらの企業に対してエンゲージメントを行うことで、経営改善を促進し、株価上昇につなげようとしています。
政策保有解消推進ETFの特徴は、次のとおりです。
- 政策保有株式の保有比率が高い企業に投資するアクティブETF
- 政策保有株式の保有比率が高い企業の中から、利益水準、財務状況、取引所における流動性等を総合的に勘案して、投資銘柄を選定
- 政策保有株式の保有比率が高い企業に対してエンゲージメントを行うことで、経営改善を促進し、株価上昇につなげようとしている
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