技術レベルと到達度の定義
- レベル2(部分的自動化): 高速道路での手放し運転など(主体はドライバー)。市販車の標準機能化が加速。
- レベル3(条件付自動化): 特定条件下でシステムが主導(緊急時はドライバーへ交代)。
- レベル4(高度自動化): 特定エリア内での完全自動運転(無人タクシー・移動バス等)。
- レベル5(完全自動化): 全領域・全条件での完全無人運転。
主要技術コンポーネント(サプライチェーン)
- 認識・センサー: LiDAR(光による距離測定)、ミリ波レーダー、車載カメラ、画像処理AI。
- 位置測定・地図: HD 3Dマップ、SLAM(自己位置推定と地図作成の同時実行)、高精度GPS/QZSS。
- 判断・制御: AD/ADAS用組込みECU、自動運転用AI半導体(SoC)。
- インフラ・通信: 5G/V2X(車車間・路車間通信)、遠隔監視・遠隔アシストシステム。
注目される株式市場の関連テーマ
| 分割セグメント | 主な事業内容・技術領域 |
| 車載半導体・電子部品 | SoC(システムオンチップ)、LiDAR用光学部品、積層セラミックコンデンサ(MLCC) |
| 高精度地図・位置情報 | HDマップの作成・更新、Dynamic Map技術、測量DX |
| 組込みソフト・AI | AD/ADAS向け制御制御ソフト開発、遠隔監視プラットフォーム |
| 運行・MaaS | 自律走行バス、物流自動化(自動配送ロボット・幹線輸送) |
2024/7/3
自動運転EVバスの導入
自動運転EVバスは、近年注目を集めている次世代の交通システムです。電気自動車(EV)と自動運転技術を組み合わせることで、環境性能と利便性を向上させることができます。
導入のメリット
環境性能の向上:EVバスは、CO2排出量ゼロで走行するため、温室効果ガスの削減に貢献できます。
利便性の向上:自動運転バスは、運転手がいなくても運行できるので、人手不足の解消や運行時間の拡大が期待できます。また、高齢者や障がい者など、従来の交通手段を利用しにくい人も利用しやすくなります。
経済性の向上:自動運転バスは、人件費や燃料費を削減できるため、長期的に見ると経済的なメリットがあります。
導入の課題
技術課題:自動運転技術は、まだ発展途上にあり、安全性を確保するためには更なる技術開発が必要です。
法規制:自動運転バスの公道運行には、法規制の整備が必要です。
コスト:自動運転バスは、従来のバスよりも高価です。
日本における導入状況
日本政府は、2023年3月に策定した「自動走行レベル4自動運転システムの実用化に向けたロードマップ」において、2030年代半ばまでに自動運転バスの公道運行を実現することを目標としています。
現在、日本各地で自動運転バスの実証試験が進められています。例えば、西都市では、2024年11月から市民を乗せた実証試験を行う予定です。
2023/5/22
国内初となる公道での「完全自動運転」レベル4の本格的な自動運転が、
福井県永平寺町で始まった。
センサーやカメラなどで情報を集約したシステムがすべての運転操作、
区間が限定されたレベル4にあたる。
レベル4とは高度運転自動化で、限定された条件下において、
システムが全ての運転操作を実施する、
ドライバーが運転席を離れることができるにあたる。
レベル5は完全運転自動化で、
システムがすべての運転操作を実施するだが、
今回は区間が限定されたことでレベル4にあたる。
新東名高速道路に自動運転車用のレーンを設置する計画が浮上。
計画では新東名の浜松~駿河湾沼津に自動運転車用のレーンを設置するという。
自動運転の専用か優先かは今後詰める。
物流業界の「2024年問題」を懸念し、
主に夜のトラックで完全自動に近い「レベル4」の実用化を想定。
自動運転の普及、運転中のトラック運転手への負担軽減。
「2024年問題」が少しでも解消へ向かえばという狙いのようだ。
■自動運転関連銘柄
1. 自動運転OS・高精度地図・ソフトウェア(8銘柄)
- 593A ティアフォー:オープンソース自動運転OS「Autoware」開発の本命。ピュアプレイスモビリティ株
- 4667 アイサンテクノロジー:高精度3次元地図(HDマップ)作成および自動運転実証の主力
- 9474 ゼンリン:道路ネットワーク・カーナビ地図データ最大手
- 336A ダイナミックマッププラットフォーム:自動運転インフラとなる高精度3次元データ提供
- 581A GO:配車アプリ大手。Waymo等と連携した自動運転タクシー実証
- 3040 ソリトンシステムズ:遠隔監視・遠隔操縦(遠隔アシスト)超低遅延映像伝送技術
- 9651 日本プロセス:車載制御・AD/ADAS向け組み込みソフトウェア開発
- 4420 イーソル:車載OS(AUTOSAR規格)向けリアルタイムOSプラットフォーム
2. 車載半導体・SoC・モジュール(7銘柄)
- 6723 ルネサス エレクトロニクス:車載マイコン・自動運転向けSoC「R-Car」の世界的大手
- 6526 ソシオネクスト:ADAS/自動運転向け先端カスタムSoC(ASIC)ファブレス開発
- 6758 ソニーグループ:車載CMOSイメージセンサーで世界首位級
- 3132 マクニカホールディングス:自動運転AI・車載エレクトロニクスの技術商社
- 6981 村田製作所:車載用積層セラミックコンデンサ(MLCC)および各種センサー
- 6963 ローム:自動運転車の電力制御を担う車載用SiCパワー半導体
- 6752 パナソニック ホールディングス:車載カメラ、HUD(ヘッドアップディスプレイ)、電池
3. LiDAR・ミリ波レーダー・光学センシング(9銘柄)
- 6902 デンソー:画像センサー、ミリ波レーダー、LiDARなど車載電装の総合首位
- 6965 浜松ホトニクス:LiDARの受光素子(MPPC・フォトダイオード)のグローバルリーダー
- 7751 キヤノン:自動運転の夜間・悪天候認識に貢献する高感度SPADセンサー
- 7752 リコー:車載ステレオカメラおよびLiDAR向け光学要素技術
- 6971 京セラ:ミリ波レーダー用基板および車載カメラモジュール
- 6632 JVCケンウッド:車載ドライブレコーダー・遠隔監視カメラユニット
- 6923 スタンレー電気:ヘッドランプ一体型LiDARなど車載ライティング技術
- 6806 ヒロセ電機:車載カメラ・LiDAR接続用高信頼性超小型コネクタ
- 6816 アルプスアルパイン:車載HMI(人機インターフェース)・静電・位置センシング
4. 完成車・建機・農業機械(8銘柄)
- 7203 トヨタ自動車:Woven Cityおよび次世代SDV「Arene OS」を展開する主軸
- 7267 本田技研工業:GM/Cruise提携によるレベル3・自動運転タクシー展開
- 7201 日産自動車:次世代「プロパイロット」およびE2E自動運転実証
- 7202 いすゞ自動車:ティアフォー出資。自動運転路線バス・商用トラック協業
- 7270 SUBARU:独自のステレオカメラ方式運転支援システム「アイサイト」
- 7205 日野自動車:商用車の自動運転・隊列走行システム開発
- 6301 小松製作所(コマツ):鉱山向け大型無人ダンプトラック(AHS)で世界先行
- 6326 クボタ:自動運転トラクター・スマート農業ソリューション
5. 部品・駆動・制御アクチュエータ(8銘柄)
- 7259 アイシン:自動駐車・ブレーキ/ステアリング統合制御
- 6473 ジェイテクト:自動運転に必須となる「ステア・バイ・ワイヤ」操舵技術
- 6471 日本精工(NSK):自動運転用ハブベアリングおよび高精度アクチュエータ
- 6472 NTN:電動ブレーキ用バイワイヤ機構・センシング軸受
- 7242 カヤバ(KYB):電子制御サスペンションおよびステアリング制御
- 6201 豊田自動織機:工場・物流向け自動搬送車(AGV)・自動運転フォークリフト
- 7282 豊田合成:自動運転対応ステアリング・ミリ波レーダー透過カバー
- 7240 NOK:車載アクチュエータ・電子制御用精密シール部品
6. 5G通信・インフラ・保険・決済(10銘柄)
- 9432 NTT:IOWN(アイオン)構想による超低遅延ネットワーク・自動運転基盤
- 9433 KDDI:コネクテッドカープラットフォームおよび5G/V2X通信
- 9434 ソフトバンク:自動運転バス運行子会社(BOLDLY)を通じた社会実装
- 8630 SOMPOホールディングス:ティアフォー筆頭株主。自動運転専用保険・リスク設計
- 8766 東京海上ホールディングス:自動運転実証・モビリティ高度補償サービス開発
- 2331 綜合警備保障(ALSOK):遠隔警備・自動運転移動体セキュリティ監視
- 9064 ヤマトホールディングス:幹線輸送の自動運転トラック・自動配送ロボ展開
- 6754 アンリツ:5G/V2X通信・車載無線テスタおよびシミュレータ
- 6857 アドバンテスト:車載SoC・半導体テスト装置の世界大手
- 6807 日本航空電子工業:車載カメラ・ADAS用途の耐振精密コネクタ
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