日本の「防衛装備移転三原則の運用指針」において、完成品の海外移転(輸出)が認められている「5つの活動」を指します。
近年、日本の防衛産業が注目される中で、この「5類型」に該当する装備品を扱う企業や、それに関連する防衛関連株が市場で強く意識されています。
防衛装備品の「輸出」5類型とは
防衛装備移転三原則に基づき、以下の活動に必要な装備品については、完成品の海外移転(輸出)が許可されています。
- 救難(災害救助や遭難者の救出)
- 輸送(物資や人員の運搬)
- 警戒(敵の侵入や脅威の早期発見)
- 監視(領空・領海・領土の常時観測)
- 掃海(機雷の除去や航路の安全確保)
関連銘柄と防衛分野の広がり
株式市場において「防衛関連」と呼ぶ場合、この5類型にとどまらず、防衛力強化全般(宇宙・サイバー・インフラ・素材)を含めて分類されることが多いです。
ユーザー様が以前言及されていた銘柄群を含め、防衛関連株を整理すると以下のようになります。
| 類型/分野 | 特徴・関連銘柄例 |
| 輸送・航空 | 輸送機、航空機部品など。 ・川崎重工業 (7012):輸送機・哨戒機など ・新明和工業 (7224):救難飛行艇など |
| 警戒・監視・電子 | レーダー、通信、電子戦。 ・三菱電機 (6503):レーダー、ミサイル防衛 ・NEC (6701):システム構築、通信 |
| 掃海・造船 | 掃海艇、艦艇。 ・三菱重工業 (7011):護衛艦・潜水艦など ・三井E&S (7003):艦艇エンジンなど |
| サイバー・情報 | 防衛システムの防御、AI・データ解析。 ・トレンドマイクロ (4704) ・富士通 (6702) |
| インフラ・素材 | 防衛基地の建設、特殊素材。 ・世紀東急工業 (1898)(空港・道路整備) ・大同特殊鋼 (5471)(特殊鋼・エンジン部品) |
投資上の視点
「5類型」はあくまで「輸出(海外展開)ができるか」という法的な基準です。投資家としては、以下の視点が重要になります。
- 政府の予算配分: 国内防衛力強化(正面装備)だけでなく、老朽化した基地の補修やサイバー防衛といった「予算の大きなところ」に資金が向かいます。
- 輸出の進捗: 5類型に該当する機材(特に輸送機や監視システムなど)について、具体的にどの国へ輸出の交渉が進んでいるかというニュースが、関連銘柄の株価を動かす材料になります。
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