次世代船連合

🛳️ 次世代船の日本5社連合について

このニュースは、日本の海運大手3社造船大手2社が連携し、次世代運搬船の開発に取り組むというものです。

📌 連携の概要

  • 参加企業(計5社)
    • 海運大手3社日本郵船商船三井川崎汽船
    • 造船大手2社今治造船三菱重工業(両社が出資する船の設計会社を通じて連携)
  • 連携の目的
    1. 次世代燃料船の開発加速:脱炭素化の国際的な流れを受け、アンモニアや水素などを燃料とする環境負荷の低い「ゼロエミッション船」の開発を強化します。
    2. 国際競争力の強化:中国・韓国メーカーに押されている日本の造船業の再生に向け、海運と造船が連携することで、船の設計の標準化造船プロセスの合理化を図り、生産能力の拡大と競争力向上を目指します。

🛥️ 連携の具体的な形

海運大手3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)が、今治造船と三菱重工業が共同で設立した船の設計会社「マイルズ」に資本参加する形をとっています。これにより、船のユーザーである海運会社の視点やニーズを設計段階から取り込むことができます。


📈 関連銘柄

今回のニュースで直接的に連携している企業や、次世代船・脱炭素化に関連する日本の主要企業は以下の通りです。

1. 5社連合の主要銘柄

銘柄名証券コード業種関連性
日本郵船9101海運海運大手3社の一つ。次世代燃料船開発の主導的な役割。
商船三井9104海運海運大手3社の一つ。次世代燃料船開発に参画。
川崎汽船9107海運海運大手3社の一つ。次世代燃料船開発に参画。
今治造船非上場造船造船大手の一つ。「マイルズ」の共同出資者。
三菱重工業7011機械/重工造船大手の一つ。「マイルズ」の共同出資者。船用エンジンの開発も。

2. その他の関連銘柄(次世代船・脱炭素関連)

次世代船の開発プロジェクト(グリーンイノベーション基金事業など)には、上記の5社以外にも多くの企業が参加しており、広義の関連銘柄として注目されます。

  • 造船・エンジニアリング
    • 三井E&S (7003):舶用エンジンや機械事業を展開。
    • ジャパンエンジンコーポレーション (6016):舶用エンジン開発に参画。
    • 川崎重工業 (7012):水素燃料船関連技術や舶用エンジン開発に参画。
    • IHI (7013):IHI原動機(非上場)がアンモニア燃料エンジン開発に参画。
  • 海運
    • NSユナイテッド海運 (9110):アンモニア燃料船開発プロジェクトに参画。
  • その他(燃料・機器など)
    • 伊藤忠商事 (8001):燃料供給チェーン構築や次世代燃料船開発に参画。
    • カナデビア(7004):メタンスリップ削減技術やN2Oリアクタ開発に参画。

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