インジウム

インジウム(Indium)は、液晶パネルの透明電極(ITO)や、次世代通信・AIデータセンターに不可欠な「化合物半導体(インジウムリン:InP)」の主原料として、2026年現在、非常に戦略的な価値が高まっています。

特に2025年から2026年にかけては、「AI・光通信需要」「国産供給網の強化」を背景に、主要企業の設備投資が加速しています。


1. インジウム関連の主要銘柄(2026年最新動向)

JX金属 (5016) ★最注目

2025年3月に上場し、2026年現在も「インジウムリン(InP)基板」の世界シェアトップ(約6割)として市場を牽引しています。

  • 最新動向: 2026年2月、光通信・AIサーバー需要の爆発的な伸びに対応するため、約200億円を追加投じ、生産能力を2025年比で3倍に引き上げる計画を発表しました。
  • 投資視点: 親会社ENEOSからの自立後、半導体・先端材料の専業メーカーとして株価は公開価格から数倍の水準で推移しており、成長性の象徴となっています。

DOWAホールディングス (5714)

インジウムの精錬およびリサイクルにおいて世界最大級のシェアを誇ります。

  • 最新動向: 2026年2月、原材料価格の上昇と堅調な需要を受け、国内販売価格の大幅な引き上げを発表しました。
  • 特徴: 鉱山からの回収だけでなく、廃パネルからのリサイクル技術に強みがあり、資源の「循環型サプライチェーン」において不可欠な存在です。

住友電気工業 (5802)

JX金属と並び、インジウムリン(InP)ウエハの主要プレーヤーです。

  • 最新動向: AIデータセンター向けの光トランシーバー用デバイスに注力。2026年の市場予測では、インジウムリン化合物半導体市場が年率10%超で成長する中、同社の技術力が再評価されています。

ラサ工業 (4022)

高純度インジウムの製造を手掛ける中堅メーカーです。

  • 特徴: 半導体グレードの超高純度材料に特化しており、ニッチな市場ながらも「インジウム関連銘柄」として投資家の注目ランキングで常に上位に位置しています(2026年時点)。

2. インジウムの用途と2026年の市場背景

用途市場の状況(2026年)
光通信(InP基板)最優先分野。 生成AIの普及に伴うデータセンター内の高速通信に不可欠。
ディスプレイ(ITO)有機ELパネルやタッチパネルの透明電極として安定需要。
太陽電池(CIGS)次世代型薄膜太陽電池の材料として、再生可能エネルギー関連での採用増。

3. 2026年の注目ポイント

  • 価格の上昇トレンド: 2026年に入り、中国の輸出規制や需要過多により、インジウムの国内販売価格は上昇傾向にあります。これは精錬・リサイクルを手掛けるDOWAなどにとってスプレッド拡大のメリットとなります。
  • 脱ロシア・中国依存: 資源安保の観点から、日本国内での精錬・リサイクル能力を持つ企業の価値が「国策」として高まっています。

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