ラピダス、半導体国産化へ

2024/4/3

経済産業省は、ラピダスに対し、新たに最大5900億円の追加支援を行うと発表。
政府はこれまでにラピダスに対して3300億円の支援を行っており、
支援の総額は9000億円を超えることになる。

経済産業省は半導体の支援を広範に対応、
国産化に向け強化を急ぐ。

10年以上の継続生産を条件に設備投資の3分の1を補助する。
需給逼迫時は国内に優先供給することも求め、
既に支援を決めたラピダスが量産をめざす先端品だけでなく、
汎用品を含め国産化での供給網の構築を目指す。

ラピダスは、2022年8月に設立された日本の半導体メーカーです。トヨタ自動車、デンソー、ソニーグループ、NTT、NEC、ソフトバンク、キオクシア、三菱UFJ銀行の8社が出資し、総額73億4,600万円の資本金でスタートしました。

ラピダスの目標は、2020年代後半にプロセス・ルールが2 nm以下の先端ロジック半導体の開発・量産を行うことです。2 nmの半導体は、従来の半導体と比べて、消費電力が少なく、処理速度が速いのが特徴です。

ラピダスは、日本の半導体製造技術を世界トップレベルに引き上げ、日本の製造業の発展に貢献することを目指しています。

ラピダス設立の背景には、日本の半導体産業の衰退があります。日本はかつて、半導体製造技術の世界トップを誇っていましたが、近年は韓国や台湾などの台頭により、シェアを落としています。

ラピダスの設立は、日本の半導体産業の復活に向けた大きな一歩と言えます。ラピダスの成功は、日本の製造業全体の競争力強化にもつながると期待されています。

ラピダスの事業内容は、以下のとおりです。

  • 半導体素子、集積回路等の電子部品の研究、開発、設計、製造及び販売
  • 環境に配慮した省エネルギーの半導体及び半導体製造技術の研究、開発

ラピダスは、北海道千歳市に工場を建設し、2027年の量産開始を目指しています。工場の建設には、総額5兆円の投資を計画しています。

ラピダスの成功には、いくつかの課題があります。

  • 2 nm以下の半導体製造技術は、非常に高度で、開発・量産には膨大な資金と時間が必要です。
  • ラピダスは、まだ設立間もない企業であり、経験やノウハウが不足しています。

ラピダスは、これらの課題を克服し、世界最先端の半導体メーカーになることができるのでしょうか。今後の動向が注目されます。

■半導体関連銘柄
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■半導体製造装置関連銘柄
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