韓国の主要株価指数であるKOSPI(韓国総合株価指数)は、この1年(2025年1月〜2026年1月)で、歴史に類を見ない驚異的な上昇を見せています。
本日2026年1月20日時点のデータに基づき、直近1年の動きと背景をまとめました。
1. KOSPI指数の推移(概況)
1年前には2,500ポイント前後だった指数は、現在4,900ポイント前後まで到達しており、上昇率は約90%超に達しています。
| 時期 | 指数の水準(概算) | 主な状況 |
| 2025年1月 | 約 2,500 | 年初は低成長への懸念から停滞気味にスタート。 |
| 2025年6月 | 約 3,000突破 | AI半導体需要の本格化により上昇トレンドへ。 |
| 2025年10月 | 約 3,800 | 企業ガバナンス改革(バリューアップ政策)が結実。 |
| 2026年1月 | 4,900超 | 史上最高値を更新。 5,000の大台をうかがう展開。 |
2. 急上昇の主な要因
この1年の「韓国株一人勝ち」とも言える状況には、以下の要因が複合的に絡んでいます。
- 「バリューアップ政策」の成功: 政府主導の資本市場改革により、上場企業が配当拡大や自社株買い・消却を積極的に行い、長年の課題だった「コリア・ディスカウント(韓国株が低く評価される現象)」が劇的に解消されました。
- AI半導体の爆発的成長: AI向け高帯域幅メモリ(HBM)で世界をリードするSKハイニックスや、AIバリューチェーンに食い込んだサムスン電子の業績が過去最高レベルとなり、指数を大きく押し上げました。
- 輸出産業の好調: 米国市場でのシェアを伸ばした現代自動車や起亜、さらには防衛産業、造船といった「グローバル・スタンダード」な産業が揃って買われました。
- 政治的な目標: 2025年から2026年にかけ、李在明(イ・ジェミョン)大統領が掲げた「KOSPI 5000ポイント目標」といった野心的な経済ビジョンも、市場の期待感を高めました。
3. 今後の注目点
市場では「2026年末には5,500ポイントに到達する」という強気な予測(シティグループなど)が出る一方で、以下のリスクも指摘されています。
- 過熱感への警戒: 短期間で2倍近い上昇を見せているため、一部の大型株には過大評価の声もあります。
- 金利の動向: 韓国銀行(中央銀行)は現在、政策金利を**2.50%**で据え置いていますが、不動産市場の過熱やインフレ次第では、金融政策の変化が冷や水を浴びせる可能性もあります。
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