SMR関連株

SMR(小型モジュール炉)は、脱炭素化とAIデータセンターの電力需要増大を背景に、2026年現在も非常に注目度の高いテーマです。

日本のSMR関連株は、「原子炉メーカー」「部材・エンジニアリング」「研究協力」の3つのグループに分けられます。主要な銘柄を整理しました。


🏗️ 1. 原炉メーカー(本命株)

SMRの開発主体であり、海外(特に米国)のプロジェクトにも深く関わっている企業です。

  • 三菱重工業 (7011)
    • 本命中の本命。 独自のSMR設計に加え、高速炉の開発でも中心的な役割を担っています。米テラパワー社との協力など、海外展開も活発です。
  • 日立製作所 (6501)
    • 米GE社との合弁会社(GE日立・ニュクリア・エナジー)を通じて、世界的に採用が進むSMR「BWRX-300」を展開。カナダなどで実受注が進んでいます。
  • 東芝 (6502)
    • 超小型原子炉「MoveluX(モベルクス)」を開発中。離島や災害時、データセンター向けの局所的な電力供給をターゲットにしています。

🛠️ 2. 部材・エンジニアリング(周辺・サプライヤー)

原子炉の心臓部や特殊な部材を供給する、高い技術力を持つ企業です。

  • 日本製鋼所 (5631)
    • 大型・中型原子炉の「圧力容器」で世界シェアを独占。SMRが普及すれば、部材需要の増加で最も恩恵を受ける一社です。
  • 木村化工機 (6378)
    • 核燃料輸送容器や関連機器に強く、SMR関連の設備投資が進むと注目されやすい銘柄です。
  • 助川電気工業 (7711)
    • 冷却系に不可欠な液体金属技術やヒーターに強み。次世代炉(高速炉)やSMRの研究開発段階で欠かせない技術を持っています。

🧪 3. 研究・燃料・その他

  • オルガノ (6368)
    • 原発内の水処理システムで国内首位。SMRにおいても高度な水管理技術が必要となるため関連視されます。
  • 三菱商事 (8058) / 丸紅 (8002)
    • 米国のニュースケール・パワー(NuScale Power)など、海外SMRベンチャーへの出資や事業化支援を行っています。

💡 投資のチェックポイント(2026年版)

  1. データセンター需要: AIの普及により、24時間安定して発電できるSMRは、大手テック企業(AmazonやGoogleなど)からの関心が非常に高まっています。
  2. 政府の国策: 日本政府も次世代革新炉への建て替えを推進しており、政策的な追い風が続いています。
  3. 納期とコスト: SMRは「安価で早い」が売りですが、初の商用機がスケジュール通り稼働するか、各社のニュースリリースには注意が必要です。

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