「二次電池(じだいでんち)」とは、使い捨ての一次電池とは異なり、充電して繰り返し使える電池のことです。2026年現在、EV(電気自動車)の普及やAIデータセンター向けの蓄電需要、さらに「全固体電池」などの次世代技術の実用化を背景に、株式市場でも非常に注目度の高いテーマとなっています。
以下に、関連銘柄を分類して整理しました。
二次電池の主な分類と注目トピック
- リチウムイオン電池: 現在の主流。EVやスマートフォンに使用。現在は「リン酸鉄リチウム(LFP)」など安価なタイプも普及。
- 全固体電池: 「次世代の本命」。発火リスクが低く、超急速充電や長寿命が特徴。2026年〜2028年の実用化が焦点。
- 系統用蓄電池: 再生可能エネルギーの余剰電力を貯めるための大型設備。
関連銘柄(日本株)
バリューチェーン(完成品・部材・製造装置)ごとに、主要な企業をまとめました。
1. 電池メーカー(完成品)
● パナソニックHD (6752):テスラ向けの車載電池で世界屈指。次世代の「4680」電池などの増産に注力。 ● GSユアサ (6674):車載用・産業用で国内大手。2026年には新工場の稼働や系統用蓄電池の事業展開が活発化。 ● TDK (6762):スマホ向け小型電池で世界首位。全固体電池の小型製品でも先行。 ● マクセル (6810):世界で初めて全固体電池の量産を開始。産業ロボットや医療向けに強み。
2. 次世代電池(全固体電池・新技術)
● トヨタ自動車 (7203):全固体電池の特許保有数で世界トップ。2027年〜2028年の本格実用化を目指す。 ● 出光興産 (5019):全固体電池に不可欠な「硫化物系固体電解質」の製造で世界をリード。 ● 日本電気硝子 (5214):オール酸化物全固体ナトリウムイオン二次電池など、独自の次世代電池を開発。 ● オハラ (5218):全固体電池向けの添加剤や固体電解質に関連するガラスセラミックス技術。
3. 電池材料・部材
● 住友金属鉱山 (5713):正極材(ニッケル系など)の国内最大手。 ● 三菱ケミカルグループ (4188):電解液で世界シェア上位。 ● ダブル・スコープ (6619):電池のプラスとマイナスを分ける「セパレーター」の専業メーカー。 ● 日本製鋼所 (5631):セパレーターの製造装置で世界トップシェア。
4. 製造装置・周辺技術
● 平田機工 (6258):EV電池の組立ラインなど、生産設備の大手。 ● CKD (6407):リチウムイオン電池の製造装置向け部品を展開。
2026年の注目ポイント
- 全固体電池の実用化競争: トヨタや出光興産による量産ラインの整備が具体化し、関連する部材メーカーへの波及効果が期待されています。
- LFP電池の国内生産: 中国勢が強い安価な「リン酸鉄リチウム電池」の国内生産に向けた動き(政府補助金など)に注目が集まっています。
- リサイクル技術: 使用済み電池からレアメタルを回収する「リサイクル関連(三菱マテリアルや住友金属鉱山など)」も環境規制(欧州など)を背景に重要性が増しています。
日経平均は5万円後、波乱の展開へ。
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