「大発会(だいはっかい)」についてですね。大納会が1年の締めくくりなら、大発会は1年の幕開けとなる、非常に活気あるイベントです。
1. 大発会とは?
大発会とは、証券取引所における新年最初の取引日のことです。
日本の株式市場では、例年1月4日(土日の場合はその直後の営業日)に行われます。
- 2026年の大発会: 1月5日(月) ※1月4日が日曜日のため
- 取引時間: 通常通り(9:00〜15:00)
2. 大発会の特徴とセレモニー
大納会と同様、東京証券取引所では華やかな式典が開催されます。
- 和服での参列: 証券業界の関係者が色鮮やかな振袖などの和服姿で出席するのが恒例で、ニュースでもよくその様子が報じられます。
- 新年の鐘: その年の発展を願って、東証の鐘が打ち鳴らされます。
- ご祝儀相場: 新年への期待感から、株価が上昇しやすい傾向にあり、これを「ご祝儀相場」と呼びます。
3. 投資戦略としてのポイント
大発会前後の市場には、いくつか特有の動きが見られます。
- 1月効果(January Effect): 年明けに投資資金が流入しやすく、株価が上昇しやすいというアノマリー(経験則)があります。
- 海外市場の影響: 日本が正月休みの間も、ニューヨーク市場などは動いています。休止期間中の海外ニュースを反映して、大発会の朝に大きく株価が上下して始まることが多いため注意が必要です。
大納会と大発会の比較
| 項目 | 大納会(だいのうかい) | 大発会(だいはっかい) |
| 時期 | 12月30日(年末最終) | 1月4日(年始最初) |
| 意味合い | 1年の締めくくり・感謝 | 1年の仕事始め・祈願 |
| 相場用語 | 掉尾の一振(とうびのいっしん) | ご祝儀相場 |
| 衣装 | スーツが一般的 | 和服(振袖)姿が見られる |
2026年のスタートに向けて
次の大発会(2026年1月5日)は月曜日からのスタートとなるため、年末年始の休みが例年より少し長く感じられるかもしれません。
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