京都ヒューマノイドアソシエーション(KyoHA)は、日本の産業界と学術界の技術を結集し、日本発・純国産のヒューマノイド(人型)ロボットの開発と社会実装を目指して設立された団体です。
近年、欧米や中国でヒューマノイドロボットの開発が加速する中、かつてロボット大国であった日本の競争力を再び高めることを目的としています。
KyoHAの主な概要と目的
- 設立の背景
日本が誇る高いハードウェア技術(精密部品、アクチュエーター、センサーなど)と、AI・ソフトウェア技術を連携させるための統合的な産業基盤が不足しているという課題を打破するために、モノづくりの都である京都を中核として設立されました。 - 中核メンバー
早稲田大学(ヒューマノイド研究の歴史を持つ)
株式会社テムザック(サービスロボット開発実績)
株式会社村田製作所
SREホールディングス株式会社
これらの中核メンバーに加え、多くの企業や団体が参画し、産学連携のネットワークを形成しています。
- 活動の柱と具体的な目標
KyoHAは、主に以下の5つの柱で活動を展開し、実用性の高いヒューマノイドの実現を目指しています。
活動の柱 具体的な目標・プロジェクト
ハードウェア開発の国産連携体制構築 部品、アクチュエーター、センサーなど、ヒューマノイドのハードウェア開発に特化した産学連携ネットワークの構築。
第1フェーズ:レスキューロボットの開発 災害現場や崩落現場など、過酷な環境下で活動可能なヒューマノイドロボット(災害救助ロボット)の開発を進めています。2026年12月までの試作品完成を目指しています。
サプライチェーン構築 製造・試作・検証・導入までを見据えた国産サプライチェーンを京都から構築し、持続可能な産業基盤を作ります。
モデルの多様化 初期プロトタイプ後、「パワー重視モデル」(災害・建築向け)と「俊敏性/機能性重視モデル」(研究・ロボカップ向け)の2系統を製作予定です。
KyoHAは、ヒューマノイドロボットを通じて、日本の深刻化する自然災害や労働力不足といった社会課題の解決にも貢献することを目指しています。
開業2002年。
23年の歴史を誇る情報サイト、NJI!
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