ノーベル生理学・医学賞 ハンガリー・セゲド大のカタリン・カリコ教授 米ペンシルベニア大のドリュー・ワイスマン教授

ハンガリー・セゲド大のカタリン・カリコ教授
米ペンシルベニア大のドリュー・ワイスマン教授

2023年のノーベル生理学・医学賞は、新型コロナウイルスのmRNAワクチンの開発に大きな貢献をしたハンガリー出身のアメリカの大学の研究者カタリン・カリコ氏と、同じくアメリカのペンシルベニア大学のドリュー・ワイスマン氏の2人に授与されました。

カリコ氏とワイスマン氏は、1990年代にmRNAを免疫細胞に送り込む技術を開発しました。この技術は、2020年に開発された新型コロナウイルスのmRNAワクチンの基礎となり、世界中で多くの人々の命を救いました。

選考委員会は、カリコ氏とワイスマン氏の研究を「医学の歴史において最も重要な発見の一つ」と評価しました。

カリコ氏は1955年、ハンガリーで生まれました。1985年にアメリカに移住し、ペンシルベニア大学で博士号を取得しました。ワイスマン氏は1966年、アメリカで生まれました。1991年にペンシルベニア大学で博士号を取得しました。

カリコ氏とワイスマン氏の研究は、今後もさまざまな感染症の予防や治療に役立つと期待されています。

以下に、カリコ氏とワイスマン氏の研究の概要を説明します。

カリコ氏の研究

カリコ氏は、1990年代に遺伝学者のドリュー・ワイスマン氏と共同で、mRNAを免疫細胞に送り込む技術を開発しました。mRNAは、DNAからタンパク質を合成する際に使われる一本鎖の核酸です。カリコ氏とワイスマン氏は、mRNAを免疫細胞に送り込むことで、免疫細胞が特定のタンパク質を合成するように仕向けることができることを発見しました。

ワイスマン氏の研究

ワイスマン氏は、カリコ氏の研究をさらに発展させ、mRNAを免疫細胞に送り込むための技術を改良しました。ワイスマン氏は、mRNAを包む脂質膜の構造を改良することで、mRNAを細胞内に効率的に送り込むことができるようにしました。

このカリコ氏とワイスマン氏の研究は、2020年に開発された新型コロナウイルスのmRNAワクチンの基礎となりました。mRNAワクチンは、新型コロナウイルスに対する抗体を体内で作ることで、感染を予防する効果があります。

カリコ氏とワイスマン氏の研究は、医学の歴史において最も重要な発見の一つと評価されています。この研究は、今後もさまざまな感染症の予防や治療に役立つと期待されています。

mRNAワクチンは、新型コロナウイルスやその他のウイルスに対して、高い効果を発揮することが臨床試験で実証されています。また、従来のワクチンに比べて製造や保存が容易であることから、パンデミックの早期終息に大きく貢献しました。

カリコ氏とワイスマン氏の研究は、 mRNAワクチンの開発だけでなく、遺伝子治療やワクチン開発の新たな可能性を切り開いたと評価されています。

受賞者の経歴

カタリン・カリコ氏
1955年、ハンガリー生まれ。
1978年、ペンシルベニア大学で生物化学の博士号を取得。
1985年、ペンシルベニア大学医学部で研究を開始。
2005年、BioNTech社に移籍。
2020年、新型コロナウイルスmRNAワクチンの開発に貢献。

ドリュー・ワイスマン氏
1966年、アメリカ生まれ。
1991年、カリフォルニア大学ロサンゼルス校で分子生物学の博士号を取得。
1995年、ペンシルベニア大学医学部に移籍。
2005年、カリコ氏との共同研究を開始。
2020年、新型コロナウイルスmRNAワクチンの開発に貢献。

会員専用のサイトで、グロース市場を中心に新興個別銘柄の値動き、市況、株価に影響を与える個別材料・注目点・投資のヒント等をタイムリーに情報提供。
相場の流れを掴み、各種情報から投資先を選定していきたいという方におすすめです。
月末締めですので上旬にご入会いただけますとその分お得です。
お申込みはこちらから