クレディ・スイスショック

クレディ・スイスは、
筆頭株主のサウジ・ナショナル・バンクが追加出資に応じないとの報道をきっかけ、
SVBなど米銀の破綻に続き、金融不安が欧州にも飛び火するとの懸念が広がり、株価が急落。
世界同時金融システム不安、同時株安の様相となった。

スイス国立銀行(中央銀行)と同国金融監督局(FINMA)は、
経営不安が広がるクレディ・スイスに対し、
「必要があれば流動性を供給する」として、
資金支援の用意があるとの共同声明を発表。

クレディ・スイスはチューリッヒに本社を置くユニバーサル・バンク。
世界最大規模の金融コングロマリット。
グローバルに大規模な事業展開をする欧州系投資銀行の一角を成している。

1856年 – クレディ・スイスがチューリッヒで設立。
1869年 – チューリッヒ保険の原点、スイス運送保険会社の設立を主導。
1910年前後 – AEG・ドイツ銀行・ベルリン商事(Berliner Handels-Gesellschaft)と
合弁の電力事業銀行(Bank für elektrische Unternehmungen)を設立。
1940年 – 初の国外支店をニューヨークに設置。
1944年 – バランスシートの1/3がスイス連邦債となる。
1967年 – スイスの貴金属精錬会社(Valcambi)を買収。
1971年 – クリフォード・アーヴィング、エディス・アービング夫妻の訴訟事件をめぐり、
マグロウヒル社の訴えにより裁判所より口座情報の開示を求められる。
1977年 – スイス国内ではイタリアのコモで国境を接するキアッソ(Chiasso)の支店で、
店長エルンスト・クールマイヤーがイタリア人顧客と通じ、
巨額の保証をつけリヒテンシュタインの金融専門会社テクソン(1861年創業)へ融資。
これをテクソンがイタリア系の企業群に転貸し焦げつかせた。
すぐにスイス国立銀行などが30億フランをベイルアウト。
しかしかえって信用不安を煽りスイスフランは下落した。

ウィキペディア参照

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