大納会

1. 大納会とは?

大納会とは、証券取引所における年内最後の取引日のことです。

日本の株式市場(東京証券取引所など)では、例年12月30日(土日の場合はその直前の営業日)が大納会となります。

  • 2025年の大納会: 12月30日(火)
  • 取引時間: かつては午前中のみでしたが、現在は通常通り(9:00〜15:00)取引が行われます。

2. 大納会の見どころ

毎年、東京証券取引所では特別なセレモニーが行われます。

  • ゲストの登壇: その年に活躍した著名人やスポーツ選手がゲストとして招かれ、取引終了の鐘(カネ)を鳴らすのが恒例です。
  • 手締め: 最後は参加者全員で「三本締め」を行い、1年の取引を無事に終えたことを祝います。

3. 相場の傾向:「掉尾の一振(とうびのいっしん)」

投資家の間では、年末にかけて株価が上がりやすい現象を**「掉尾の一振」**と呼びます。

節税対策の売りが一巡した後、新年への期待感から買いが入りやすくなるためですが、必ずしも毎年上がるとは限りません。

4. 注意点:受け渡し日のズレ

株を売買した際、実際に代金の精算が行われるのは「2営業日後」です。

年内の利益や損失として確定させたい場合は、大納会当日ではなく、その2営業日前(権利付最終日付近)までに取引を終えておく必要があります。


スケジュールまとめ

日付内容
12月30日大納会(年内最終取引)
12月31日〜1月3日休業(市場はお休み)
1月4日大発会(だいはっかい:新年最初の取引)

豆知識: ちなみに、新年最初の取引日は「大発会(だいはっかい)」と呼びます。大納会で鐘を鳴らし、大発会で新たなスタートを切るのが日本の証券界の伝統です。

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