南鳥島沖レアアース泥

📌 最新トピックス(2026年7月公表)

1. 2026年2月の試掘サンプルから「重希土類」が5割強検出

2026年2月、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の地球深部探査船「ちきゅう」が、南鳥島沖の水深約5,600〜6,000mの海底から引き揚げた約50トンの「レアアース泥」の分析結果が2026年7月24日に発表されました。

  • 中国依存度の高い「中・重希土類」が54%以上:泥に含まれるレアアースの総重量のうち、中国への供給依存度が非常に高いイットリウム(Y)やジスプロシウム(Dy)などの「中・重希土類」が54%強を占めていることが確認されました。
  • 主な用途:電気自動車(EV)の駆動用モーター磁石、半導体製造装置、高機能セラミックス、レーザー素子など、先端ハイテク産業に不可欠な希少金属です。

🚀 技術的成果と今後のロードマップ

時期実施内容・予定開発のポイント
2026年1月〜2月揚泥システム試掘試験(完了)水深約6,000mからの解泥・閉鎖型揚泥システムにより、約50トンの泥を回収成功。
2026年7月分析結果の公表(完了)中国依存度の高い重希土類(イットリウム等)が高比率で含まれていることを確認。
2027年2月本格的な採鉱実証試験(予定)日量約350トン規模の採鉱試験を実施し、事業としての経済性・採算性評価を開始。
2028年3月まで総合評価と事業化検証陸上での分離・精製プロセスを含めたサプライチェーンの自立化に向けた目処を検証。

💡 意義と解決すべき課題

  • 経済安全保障(脱・中国依存):これまで精錬・供給を中国に依存していた重希土類を国内EEZから自給できる見通しが立ち、サプライチェーンの多角化・国産化に向けた大きな前進と位置づけられています。
  • 今後の課題:超深海(水深6,000m)からの大量揚泥に伴うコスト削減(商業化ラインの確保)や、海洋環境への負荷・懸濁物の拡散抑制に向けた継続的なモニタリングが焦点となります。

レアアース関連銘柄

1662 石油資源
2768 双日
3036 アルコニクス
3556 リネット
4004 レゾナック
4063 信越化
4082 第一稀元素化学工業
5711 三菱マ
5714 DOWA
5724 アサカ理研
5857 ARE
6269 三井海洋
6297 鉱研工業
6330 東洋エンジニアリング
7456 松田産業
7485 岡谷鋼機
8002 丸紅
8015 豊田通商
8031 三井物
8053 住友商
8058 三菱商
8103 明和産

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