ウルズラ・フォン・デア・ライエン氏は、1958年10月8日にベルギーのブリュッセルで生まれました。ドイツの政治家であり、2019年12月から欧州委員会の委員長を務めています。これは、欧州委員会初の女性委員長です。2024年7月には、欧州議会によって2期目に選出され、2029年の欧州選挙まで委員長を務める予定です。
彼女はドイツ語とフランス語を母国語とし、英語も流暢に話します。
学歴と初期のキャリア:
経済学と医学を学び、1987年に医師国家試験に合格。
その後、ハノーファー医科大学で婦人科の助手を務め、1991年に医学博士号を取得。
公衆衛生学の修士号も取得しています。
政治家としてのキャリア:
2003年にドイツのニーダーザクセン州の議会選挙で当選し、政治家としてのキャリアをスタートさせました。
2005年には第1次メルケル内閣で家族・高齢者・女性・青少年相として入閣。
その後もメルケル内閣で様々な大臣職を歴任し、2013年から2019年まではドイツ初の女性国防大臣を務めました。
2019年に欧州委員会の委員長に就任。
主な業績と貢献:
欧州委員長として、欧州の統合強化と、特に新技術の分野での欧州のリーダーシップ確立に一貫して取り組んでいます。
人工知能(AI)とサイバーセキュリティに重点を置き、デジタルトランスフォーメーションとデータ保護において欧州をより競争力のあるものにするための戦略を策定しました。
パンデミック後の経済復興を支援するための8,000億ユーロ規模の「NextGenerationEU」プログラムを開始。このプログラムは、欧州のデジタルとエコロジーの移行をサポートすることを目的としています。
AIシステムの安全性と信頼性を保証するための先駆的な法律である「AI Act」を推進しました。
欧州のAIリーダーシップを強化するための2,000億ユーロの「Invest AI」ファンドのような主要なイニシアチブを発表し、これには大規模なAIモデルの開発を支援するためのギガファクトリーの設立に20億ユーロの投資が含まれています。
COVID-19パンデミックやウクライナ危機への対応など、欧州の重要な課題に取り組んできました。
欧州初の女性委員長として、EUの改革と法の支配を強く推進しています。
最近では、2025年7月23日に慶應義塾大学から名誉博士号を授与されました。この授与式では、福澤諭吉の「自由と独立」の理念に触れ、現代における「独立」の重要性と、それを実現するための「協力」の意義を強調しました。
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