東京証券取引所が進めるTOPIX(東証株価指数)の見直し(2026年10月~2028年7月にかけて段階的実施)では、従来の「市場区分(プライム市場など)依存の採用」から「浮動株時価総額を中心とする流動性基準」への移行が行われます。
これにより、市場区分を問わず大型・高流動性銘柄が新規追加される一方、時価総額や流動性が低い銘柄は段階的に指数から除外(ウエイト低減)される見通しです。
選定基準のボーダーライン目安
- 新規採用基準:浮動株時価総額 約590億円以上(通常時価総額ベースで概ね700億~1,200億円規模)
- 継続採用(除外回避)基準:浮動株時価総額 約400億円以上(および年間売買代金回転率等)
主な候補銘柄(証券会社等の試算例)
1. 新規採用候補(スタンダード・グロース等からの浮上)
プライム市場以外に上場しているものの、高い時価総額や流動性を有するためTOPIX追加が有力視されている銘柄群です。
- 日本マクドナルドホールディングス(2702)
- フェローテックホールディングス(6890)
- タイミー(215A)
- アストロスケールホールディングス(186A)
- Synspective(290A)
- QDレーザ(6613)
- GO(※上場時候補等)
2. 除外(段階的ウエイト低減)候補
旧東証1部から引き継がれたものの、浮動株時価総額や売買代金基準に届かず、除外対象(ウエイト低減銘柄)として挙げられている銘柄例です。
- メドレー(4480)
- ブロードリーフ(3673)
- 筑波銀行(8338)
- 新日本建設(1879)
- いちよし証券(8624)
株式市場へのインパクト・需給
- パッシブ資金の買い/売り:TOPIX連動インデックスファンドの資金リバランスに伴い、新規採用候補には継続的な買い需要、除外候補(約600~700銘柄規模)には2年がかりの段階的な売り圧力が発生します。
- 銘柄数の絞り込み:見直し完了後は、従来の約2,000銘柄超から約1,000銘柄前後へスリム化される見込みです。
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