バデブ・マンデブ

「バデブマンデブ」は、紅海とアデン湾を結ぶ地政学上の要衝「バブ・エル・マンデブ海峡(バベルマンデブ海峡)」を指していると考えられます。

アラビア半島(イエメン)とアフリカ大陸(ジブチ等)の間に位置する世界最大級のチョークポイント(海上交通の難所)であり、スエズ運河へと続く国際航路の重要ルートです。イエメンの親イラン武装組織フーシ派による商船攻撃や海上封鎖リスクなどで地政学リスクが高まると、市場で大きな注目を集めます。

主な関連銘柄

海峡の封鎖や迂回(アフリカ南端の喜望峰回りへの変更)が発生した場合、運賃の上昇(トンマイル増)原油価格の変動防衛意識の高まりなどが相場を動かす主要要因となります。

関連セクター代表的な銘柄主な影響・テーマ
大手海運日本郵船 (9101)
商船三井 (9104)
川崎汽船 (9107)
喜望峰ルートへの迂回による航海日数の増加(トンマイルの上昇)が引き金となり、市況高騰や船不足で業績にプラスに働くケースがある。
エネルギー・開発INPEX (1605)
ENEOS HD (5020)
出光興産 (5019)
原油輸送ルートの停滞による中東産原油の上昇局面で、在庫評価益や掘削事業の採算向上に寄与する。
大手商社三菱商事 (8058)
三井物産 (8031)
エネルギー・LNGや資源トレーディングを手掛けており、資源価格の高騰や物流混乱に伴う需給ひっ迫が好材料となる。
防衛・重工三菱重工業 (7011)
IHI (7013)
川崎重工業 (7012)
同海域には海上自衛隊の海賊対処拠点(ジブチ)もあり、海上交通路(シーレーン)防衛や地政学リスクの高まりが防衛予算拡大の思惑につながる。

市場での主な注目ポイント

  • 海運市況(CCFI・SCFI等)の上昇: 欧州〜アジア間の航路が迂回を余儀なくされると、運留期間が伸びるため実質的なコンテナ船・油槽船の供給不足が生じ、運賃指数が急騰しやすくなります。
  • サプライチェーンの遅延: 自動車や機械、電子部品などの欧州・アジア間物流が遅延することで、製造業全体のコスト増や納期遅延リスクとして意識されます。

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