アルミは、自動車の軽量化(EVシフト)や再生可能エネルギー、さらには建築資材や飲料缶に至るまで、多岐にわたる分野で不可欠な素材です。
金属リサイクルの観点からも、アルミは「再生地金」を作る際のエネルギー消費が新地金を作る場合のわずか3%程度で済むため、環境負荷低減の切り札として注目されています。
アルミに関連する主要な銘柄を分類してご紹介します。
1. アルミ総合メーカー(圧延・加工)
国内のアルミ需要を支える大手企業です。リサイクル地金の活用にも積極的です。
- UACJ (5741) 国内最大手で、世界でもトップクラスのアルミニウム圧延能力を持ちます。飲料缶や自動車用パネルに強く、リサイクル材の比率を高める「クローズドループ・リサイクル」を推進しています。
- 日本軽金属ホールディングス (5743) アルミの原料から加工品まで手掛ける総合メーカーです。自動車部品や電機、化学、トラックの荷台など、幅広い産業に向けた製品群を誇ります。
2. 非鉄・電線(新素材・リサイクル)
アルミをベースとした合金や、送電網などで使われるアルミ線を手掛ける企業です。
- 住友電気工業 (5802) 電線の世界大手ですが、軽量化のために銅からアルミへの転換が進む「アルミハーネス(自動車用配線)」において非常に高いシェアを持っています。
- 三菱マテリアル (5711) 銅に強いイメージがありますが、グループでアルミ事業(飲料缶リサイクルなど)も広く展開しています。
3. リサイクル・再生アルミ地金
スクラップからアルミを再資源化する、サーキュラーエコノミーの核心を担う銘柄です。
- 大紀アルミニウム工業所 (5702) アルミ二次合金の国内トップメーカーです。スクラップを原料に再生アルミ地金を製造しており、自動車エンジン部品向けなどで圧倒的な存在感があります。環境意識の高まりが追い風となる銘柄です。
- アサヒホールディングス (5857) 貴金属リサイクルが主軸ですが、傘下のアサヒプリテックを通じてアルミを含む非鉄金属全般の回収・再資源化に強みを持ちます。
4. 特定分野のアルミ活用
- 東洋製罐グループホールディングス (5901) アルミ缶の製造。リサイクル率の向上と、缶の軽量化技術で世界をリードしています。
- 三協立山 (5932) 住宅用建材(アルミサッシ)大手です。ビルや住宅向けのアルミ形材に強みがあります。
今後の注目ポイント
投資の視点では、以下の2点が重要です。
- LMEアルミ価格の動向 アルミニウムは「電気の缶詰」と呼ばれるほど製造に電力を消費するため、電気料金や商品市況価格が業績に直結します。
- 自動車の軽量化需要 EV化が進む中で、航続距離を伸ばすために車体や部品を「鉄からアルミ」へ置き換える動きは今後も加速すると見られています。
■アルミ関連銘柄
1692 WTアルミ
2776 新都HD
3036 アルコニクス
3168 MERF
4004 レゾナック
5304 SECカーボ
5406 神戸鋼
5702 大紀ア
5703 日軽金HD
5711 三菱マ
5741 UACJ
5742 NIC
5801 古河電
5852 アーレスティ
5858 STG
5901 洋缶HD
5902 ホッカンHD
5932 三協立山
5940 不二サッシ
5958 三洋工
7409 エアロエッジ
7485 岡谷鋼機
7637 白銅
8031 三井物
8053 住友商
8065 佐藤商
8075 神鋼商
9127 玉井船
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