ウラン市場は2026年現在、AIデータセンターの爆発的な電力需要や、SMR(小型モジュール炉)の実装加速、そして脱ロシア依存を背景とした供給網の再編により、「第2の原子力ルネサンス」とも呼べる強い強気相場の中にあります。
主要な関連銘柄を、採掘・濃縮・インフラのカテゴリー別にまとめました。
1. ウラン採掘・生産(本命銘柄)
ウラン価格(スポット価格・長期契約価格)の上昇を最もダイレクトに受ける企業です。
- カメコ [Cameco] (CCJ / NYSE):カナダに拠点を置く世界最大級のウラン生産者。高品質な鉱山を保有し、濃縮から成形まで垂直統合されている「ウラン株の本命」です。
- ウラニウム・エナジー [Uranium Energy] (UEC / NYSE):米国最大のウラン採掘会社。ISR(現場浸出採掘)方式という低コストな採掘技術に強みがあり、米国内での供給力強化の恩恵を受けています。
- カザトムプロム [Kazatomprom] (KAP / LSE):カザフスタンの国営企業で、世界供給の約4割を握る最大手。ロンドン証券取引所に上場しており、コスト競争力は圧倒的です。
- ネクストジェン・エナジー [NexGen Energy] (NXE / NYSE):カナダの次世代型・高品位鉱山「アロー・プロジェクト」を開発中。2020年代後半の稼働に向け、将来の供給源として期待されています。
2. 濃縮・次世代炉・燃料サイクル
ウランを燃料として使える形にする技術や、それを利用する原子炉関連です。
- セントラス・エナジー [Centrus Energy] (LEU / NYSE):米国で唯一、次世代原子炉(SMRなど)に必要な高純度低濃縮ウラン(HALEU)の製造ライセンスを持つ企業です。
- ニュースケール・パワー [NuScale Power] (SMR / NYSE):SMR(小型モジュール炉)の設計・開発におけるトップランナー。データセンターへの電力供給源として注目されています。
- BWXテクノロジーズ (BWXT / NYSE):原子力機器の製造や燃料供給を手掛ける。軍事用(原子力潜水艦など)から商用まで幅広く展開しています。
3. 日本国内の関連銘柄
日本株では、ウラン権益を持つ商社や、原発再稼働・設備メンテナンスに関連する企業が中心となります。
| 銘柄名 | コード | 特徴・ウランとの関連 |
| 三菱商事 | 8058 | カナダやオーストラリアのウラン権益を保有。エネルギー全般に強い。 |
| 丸紅 | 8002 | カザフスタンのウラン採掘プロジェクトに参画しており、商社の中でも関連度が硬い。 |
| 三菱重工業 | 7011 | 原子炉メーカーの国内最大手。次世代炉(高速炉・高温ガス炉)開発の中核。 |
| 日立製作所 | 6501 | 米GEとの合弁(GE日立)を通じて、新型軽水炉やSMRの展開を加速。 |
4. ウランETF(分散投資)
個別銘柄のリスクを抑えつつ、セクター全体の成長を享受するための選択肢です。
- グローバルX ウラニウム ETF (URA / NYSE):世界中のウラン採掘・原子力関連株をパッケージ化した世界最大のウランETF。
- Sprott Physical Uranium Trust (U.UN / TSX):現物のウラン(イエローケーキ)を買い付け・保有する投資信託。株価ではなく「ウランの価格そのもの」に連動しやすいのが特徴です。
📈 2026年の注目トピック
- 価格動向:ゴールドマン・サックスなどの予測では、供給不足から現物価格が1ポンドあたり90ドル〜100ドル台で推移し、さらなる上振れも視野に入っています。
- AI需要:米国のテック大手(Microsoft, Amazon, Google等)が自社データセンター向けに原子力エネルギーを確保する動きが強まっており、これが長期的な需要の裏付けとなっています。
日経平均は5万円後、波乱の展開へ。
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