2026年2月下旬、イギリスの住宅ローン会社であるマーケット・フィナンシャル・ソリューションズ(MFS)が経営破綻し、世界の金融市場に大きな衝撃を与えています。
日本の投資家の間でも「リーマンショックの再来か?」と不安が広がっていますが、現時点で判明している主なポイントを整理しました。
## 破綻の概要
- 破綻時期: 2026年2月25日(現地時間)に英国で破産手続き(管財人管理下)を開始。
- 負債と担保不足: 負債総額は約20億ポンド(約4,000億円超)。管財人の報告によると、約9億3,000万ポンド(約1,800億円)もの担保不足が発生している可能性があります。
- 主な原因: 不動産市況の悪化に加え、**「二重担保(一つの資産を複数の融資の担保にする)」**などの不正疑惑が浮上。主要銀行による口座凍結が引き金となり、資金繰りが行き詰まりました。
## 市場への影響
この破綻は「一企業の倒産」にとどまらず、大手金融機関への連鎖が懸念されています。
| 影響を受けた主な機関 | 内容 |
| バークレイズ(英) | MFSに約6億ポンドのエクスポージャー(債権)があると報じられ、株価が急落。 |
| アポロ・グループ(米) | 傘下のアトラスSPパートナーズが約4億ポンドの融資を行っており、回収を急いでいます。 |
| ジェフリーズ(米) | 約1億ポンドの関与が判明し、株価が10%近く下落。 |
| 日本市場 | 欧米の金融不安が波及し、三菱UFJなど国内メガバンクの株価も連鎖安となりました。 |
## 今後の注目点
今回の件が深刻視されているのは、銀行を介さない**「プライベートクレジット(私的信用)」**市場の脆さが露呈したためです。低金利時代に高利回りを求めて膨らんだこの市場で、同様の「隠れたリスク」が他にもあるのではないかという警戒感(いわゆる「ゴキブリの法則」)が高まっています。
日経平均は5万円後、波乱の展開へ。
開業2002年。23年の歴史を誇る情報サイト、NJI!
2026年も独自の視点で情報を提供いたします。
会員専用のサイトで、グロース市場を中心に新興個別銘柄の値動き、市況、株価に影響を与える個別材料・注目点・投資のヒント等をタイムリーに情報提供。
相場の流れを掴み、各種情報から投資先を選定していきたいという方におすすめです。
お申込みはこちらから



