「春節(しゅんせつ)」は中国の旧正月で、世界中の華僑が移動し、巨大な消費が生まれる時期です。

2026年の春節は、例年とは異なる「過去最長の連休」と、「外交問題による渡航自粛」という2つの相反するニュースが株式市場を揺らしています。


1. 2026年 春節の基本情報

  • 春節当日: 2026年2月17日(火)
  • 連休期間: 2月15日(日)〜2月23日(月)の「9連休」
    • 中国政府が公式に連休を延長し、過去最長となりました。
    • これに伴い、中国国内および海外への延べ旅行者数は過去最多の95億人(40日間合計)に達すると予測されています。

2. 注目すべき「関連銘柄」

本来なら「インバウンド(訪日客)関連」が鉄板ですが、2026年は中国政府が日本への渡航自粛を呼びかけているという特殊事情があります。そのため、銘柄選びには慎重さが求められます。

① インバウンド・消費関連(王道)

渡航自粛があるとはいえ、自由旅行者や富裕層の来日は続いており、根強い人気があります。

  • パン・パシフィック・インターナショナルHD (7532): ドン・キホーテ。免税売上の比率が高く、春節の恩恵を最も受けやすい。
  • 三越伊勢丹HD (3099): 高級ブランド品や化粧品の「ご褒美買い」を狙う富裕層がターゲット。
  • 資生堂 (4911): 中国本土での売上も大きいため、春節の個人消費の影響を強く受けます。

② 旅行・レジャー・宿泊

  • オリエンタルランド (4661): 東京ディズニーリゾート。アジア圏の観光客にとって定番の目的地。
  • 共立メンテナンス (9616): ドーミーインなどのビジネスホテル。地方分散型の旅行が増える中、宿泊需要を取り込みます。
  • 藤田観光 (9722): 箱根の温泉施設など、中国人の「体験型観光」ニーズに対応。

③ 空運・交通

  • 日本航空 (9201) / ANA HD (9202): 渡航自粛の影響を最も直接的に受けるため、リスク回避の売りと、他国からの振替需要の買いが交錯する難しい局面です。

3. 2026年特有のリスクとチャンス

投資家として今意識しておくべきポイントは以下の通りです。

  1. 政治的リスク(渡航自粛): 中国政府の発表により、団体のパッケージツアーがキャンセルされるなど、当初の期待値が下がっています。しかし、その分「期待が低い状態」で好調な数字が出ると、サプライズで株価が上がる可能性があります。
  2. 分散化と体験型: これまでの「爆買い(モノ)」から、スキーや温泉などの「体験(コト)」へ消費がシフトしています。そのため、北海道や東北関連のレジャー銘柄が隠れた春節関連として動くことがあります。

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