食品消費税の減税(または免税・ゼロ税率化)が議論される際、株式市場で「メリット株(恩恵銘柄)」として注目されるのは、主に「食品メーカー」「食品スーパー」「外食チェーン」の3セクターです。
現在の政治情勢や市場の反応を踏まえ、注目すべき具体的な銘柄群とメリットの理由を整理しました。
1. 食品メーカー(製造・卸)
減税によって消費者の「買い控え」が解消され、販売数量が増えることが最大のメリットです。また、税込価格が下がることで、利益率の高い「高付加価値商品(少し高めの良いもの)」が売れやすくなる傾向があります。
| 銘柄名 | 証券コード | 特徴・注目理由 |
| 味の素 | 2802 | 調味料・加工食品の最大手。高付加価値商品の販売増が期待される。 |
| 山崎製パン | 2212 | パンは生活必需品。減税による節約志向の緩和が追い風。 |
| ニチレイ | 2871 | 冷凍食品大手。まとめ買い需要の増加による恩恵。 |
| 日清食品HD | 2897 | 即席麺の圧倒的シェア。価格弾力性が高く、減税効果が出やすい。 |
| 明治HD | 2269 | 乳製品・菓子。プレミアム商品の購入ハードルが下がる。 |
2. 食品スーパー・小売
消費者の来店頻度や、一度の買い物での「カゴ単価(購入金額)」の上昇が期待されます。
| 銘柄名 | 証券コード | 特徴・注目理由 |
| 神戸物産 | 3038 | 「業務スーパー」を展開。もともと安いが、減税でさらなる集客力。 |
| ライフコーポレーション | 8194 | 首都圏・近畿圏の最大手。減税への期待で株価が反応しやすい。 |
| 大黒天物産 | 2791 | 西日本中心のディスカウントスーパー。消費拡大の恩恵大。 |
3. 外食・中食(惣菜)
通常、消費税減税は「持ち帰り(テイクアウト)」や「内食(自炊)」が対象となるケースが多いですが、外食費そのものも議論に上がる場合があります。また、家計の余裕が外食へ回るという波及効果も期待されます。
| 銘柄名 | 証券コード | 特徴・注目理由 |
| ゼンショーHD | 7550 | すき家、はま寿司等。テイクアウト比率の高い業態で減税メリット。 |
| FOOD & LIFE COMPANIES | 3563 | スシローを運営。外食の中でも手軽な回転寿司は消費増の対象に。 |
💡 投資を検討する際のポイント
- 為替の影響(円高・円安): 食品株は原材料を輸入に頼っているため、減税期待だけでなく、円高が進むと利益が改善しやすくなり、株価にはさらにプラスです。
- 政策の実現性: 減税は選挙対策としての側面が強く、実際に法案が通るか、または「期間限定」なのかによって、株価の持続性が変わります。
- 対象品目の確認: 酒類や外食が対象外になるなど、細かなルールによって恩恵を受ける企業が変わるため、報道の詳細を注視する必要があります。
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