mNAVは、主にビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)を財務戦略として保有する上場企業の企業価値を評価するために使われる指標です。
用語 | 意味 |
mNAV | Market-implied Net Asset Value(市場が織り込んだ純資産価値)またはMarket to Net Asset Valueの略と解釈されます。 |
計算方法 | 企業の時価総額に総負債を加えたものを、保有する暗号資産の評価額(純資産価値、NAV)で割って算出されることが一般的です。 |
mNAVの基準(目安) | 示す意味 |
mNAVが1を上回る | 市場が、その企業を保有する暗号資産の価値よりも高く評価していることを示します(プレミアムの状態)。企業が新株を発行してデジタル資産の蓄積を続けることが比較的容易になります。 |
mNAVが1を下回る | 市場が、その企業を保有する暗号資産の価値よりも低く評価していることを示します(ディスカウントの状態)。 |
mNAVは、投資家が「その企業の株価にどれだけ暗号資産以上の期待値や事業価値が織り込まれているか」を測るためのシンプルで直感的な指標として注目されています。
補足:NAVとmNAVの違い
- NAV (Net Asset Value):一般的に、資産から負債を差し引いた純資産価値を指します。投資信託やETFでは「1口あたりの純資産価値」として用いられます。
- mNAV:暗号資産を財務戦略とする企業に特化して使われる指標で、企業の市場評価額(時価総額+負債)を保有する暗号資産の純資産価値と比較することで、市場の期待値を測ることを目的としています。
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