ノーベル生理学・医学賞、坂口志文氏が受賞

受賞の功績
受賞理由: 生体内の過剰な免疫反応を抑える「制御性T細胞(Treg)」の発見と、その免疫疾患における役割の解明。

内容の重要性: 免疫はウイルスなどの外敵を攻撃しますが、ときに自分自身を誤って攻撃してしまうのが自己免疫疾患です。「制御性T細胞」は、この過剰な免疫反応にブレーキをかける役割を果たしています。この発見は、リウマチや1型糖尿病などの自己免疫疾患、がん治療など、免疫が関わる様々な疾患の治療や予防に新しい道を開くものとして高く評価されています。

関連する重要な発見: 制御性T細胞の決定的な特徴を示すマスター遺伝子として、Foxp3を同定しました。

経歴(略歴)
氏名: 坂口 志文(さかぐち しもん)

出身: 滋賀県長浜市

生年: 1951年生まれ

学歴:

1976年:京都大学医学部医学科卒業

1983年:医学博士(京都大学)

主な職歴:

米国ジョンズ・ホプキンズ大学、スタンフォード大学、スクリプス研究所などで研究に従事。

1999年:京都大学再生医科学研究所 教授(後に所長も歴任)

2007年:大阪大学免疫学フロンティア研究センター 教授

現職:大阪大学栄誉教授、大阪大学免疫学フロンティア研究センター 特任教授

主な受賞歴:

2015年:ガードナー国際賞(ノーベル賞の登竜門の一つとされる)

2019年:文化勲章

2020年:ロベルト・コッホ賞

2025年:ノーベル生理学・医学賞

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