2025年の自由民主党総裁選挙は、10月4日に投開票が行われる予定です。これは、石破茂総裁の任期途中の辞任に伴う臨時総裁選として、党則の「総裁公選規程」に基づき実施されます。
候補者
現時点で、以下の5名が立候補の意向を固めており、5人の争いとなる公算が大きいと報じられています。
小泉 進次郎(農相)
高市 早苗(前経済安全保障担当相)
茂木 敏充(前幹事長)
林 芳正(官房長官)
小林 鷹之(元経済安保相)
また、加藤勝信財務相は立候補を見送り、小泉氏を支援することを表明しています。
焦点
今回の総裁選の主な焦点は以下の通りです。
物価高対策と経済政策: 候補者たちは、現役世代の所得増につながる経済対策などを打ち出しており、物価高への対応が大きなテーマとなっています。
世代交代と刷新感: 特に若手候補である小林氏が「世代交代」を前面に掲げるなど、党の刷新感を示すことができるかが注目されています。
党内基盤の確立: 少数与党となっている現状で、新しい総裁が党内をまとめ、他党との連携を含めて政権運営を安定化できるかが重要な課題となります。
少数与党下での連立のあり方: 衆参両院で過半数割れしている与党が、どのようにして政策を前に進めるか、野党との連携のあり方が焦点となっています。特に、日本維新の会が掲げる「副首都構想」などが連立の条件として取り沙汰されています。
総裁選の仕組み
今回の総裁選は、国会議員票と党員・党友による地方票で争われる「フルスペック」形式で実施されます。
国会議員票: 議員1人につき1票が与えられます。
地方票(党員算定票): 全国の約100万人の党員・党友による投票結果を、国会議員票と同数の票(295票)としてドント方式で各候補者に配分します。
合計590票の過半数(296票)を獲得した候補者が当選となります。もし過半数を獲得する候補者がいない場合は、上位2名による決選投票が行われます。
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