1357日経ダブルインバース

上場来安値更新。

日経平均一段高¥28827高値で、一段安の底探り。

日経ダブルインバースは、発行口数が一時5億2898万口まで増加したが、その後5.13億口に落ちついている。
依然、買い値ベースで推定¥3500億規模(時価ベースでは¥2500億規模)の深刻な現物のシコリとなっている。
これは、先物市場で倍の金額が売り建てられ、¥7000億(¥5000億)の買い戻し圧力となる。

日経ダブルインバースは日経平均にダブル=二倍で逆に連動するETF。
日経平均が一日1%下げると、ダブルインバースは一日2%上げる設計。
逆に1%上げると2%下げる。

日経平均が一カ月で10%上下したら、ダブルインバースが20%上下する訳ではない。
あくまで日々、日時の変動率に倍の率で連動する設計。

SNSやマスコミで人気のエコノミストや株式評論家などが、現状をバブルバブル、今は上げすぎ、もうすぐ下がると喧伝することを真に受けた経験の浅い投資家が買い進めているようだ。

信用買い残は1/08時点で、¥1.26億口に増加。
直近ピークの11/13 1.2億口を超えてきた。
株の世界では禁じ手の「信用買い下がり」を行っている。

信用売り残は、375万口に増加も、ピークの519万口から減ったまま。
現引きもあるようで、現物の残高は増加傾向。

現在の信用買いの期日は、半年後、2021年7月に回って来る。
平均買い値を¥613と仮定して¥778億規模の信用のシコリとなる。
単価の下落で金額ベースの残高は減っているが、原資産である先物の売り建て枚数が比例して減る訳ではない。

7月の戻り高値¥835、1.23億口の信用買い残の期日が、現在、到来中。
8月に膨らんだ1.3億口の信用買い残の期日は来月2021年2月。
順次、反対売買を強いられ先物の買い戻し圧力となるが買い戻しに新規売りがぶつかり「売りのバブル」が膨らんでいる。

日証金ベースでは1/13時点607万口に融資残=買い残が膨らんでいる。
貸し株残=空売りが158万口に増えてはいるが。依然、大幅買い長だ。
日経レバレッジの日証金需給が日経平均を動かすわけではないが買い方(日経平均下げ期待筋)の不利は明白だ。

日経平均が、¥2.9万水準だと、ダブルインバの保有者、日経レバレッジの売り方など、弱気筋は、ますます苦しい。
特にここからはメジャーSQに向けた売り方締め上げもあるため、先物に買いが入りやすい。
ここらの売り方が踏みあげるまで株高は簡単に崩れないだろう。

1357日経ダブルインバースで、禁断の信用ナンピンを、行っている上、現引きしている筋も多く需給は悪い。
常に半年後が期日という無間地獄のような状態が続き反対売買を強いられる。
ダブルインバは、信用買い下がりと現引きの手がシンクロし需給悪化が著しい。
現引きした現物が、永久凍土のように固定し、半年以上先も買い戻し圧力となる。

ここらの好需給が日銀のETF買いと共に、日経平均の上値を追わせている。

*指数のETF筋は、SQに伴うロールオーバーコストなどファンドの維持費用を負担することとなり、買い方は減価する。
常日頃から信託報酬分もそれぞれ年0.8%、減価している。
日経平均が横ばいなら双方が損をする痛み分けとなる。



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