日経ダブルインバース

12月7日、上場来安値¥520からは下げ渋り。

安値¥520は12月2日にも付けており、ここがW底となり反転する可能性もあるが、
派生商品である先物からさらに派生して組成したETFのチャートを議論することに深い意味はない。

これは日経平均にダブルで逆に連動するETF。
日経平均が一日1%下げると、ダブルインバースは一日2%上げる設計。
逆に1%上げると2%下げる。

日経平均が一カ月で10%上下したら、ダブルインバースが20%上下する訳ではない。
あくまで日々、日時の変動率に倍の率で連動する設計。
日々、信託報酬が削り取られていく減価商品。

12/11時点、1.13億口の信用買い残とまた増加している。
同時に信用売り残が235万口と急減し、信用買いと売り方の買い戻しが同調する需給としては最悪の状態になっている。

現在の信用買いの期日は、今から半年後の2021年6月に到来する。
平均買い値を¥675と仮定して¥762億規模の信用のシコリとなる。
単価の下落で金額ベースでは減っているが、原資産である先物の枚数が比例して減る訳ではない。

11/20日時点、現物の投資口数は、5億1652万口と、直近10営業日で3割増となった。
このシコリは、¥4000億レベル。

6月時点の1億口規模の信用買い残は、現在、信用期日到来中、これが足下、投げ売りして信用買い残が減少しているはずだが、新規買いが上回り需給悪化している。

さらに7月戻り高値¥835、1.23億口の買い残の期日が、2021年1月に接近。
8月の信用買い残は1.3億口まで膨らみ、この期日は2021年2月。
順次、反対売買を強いられ先物の買い戻し圧力となる。
現引きした場合は先送りとなる。

日証金ベースでは12/17時点220万口の融資残=買い残。
12/29の496万口からは減少、11/26から激減中も
貸し株残=空売りが36万口と少なく需給は悪い。
とはいえ、日経レバレッジの日証金需給が日経平均を動かすわけではない。

日経平均に順連動する1570日経レバの空売りも18万口と高水準。
これは日経レバレッジを買うのと同じ日経平均先物への買い需要。

日証金貸し株残は、11/05に倍増し¥150の逆日歩がついて以降、株不足、逆日歩が続いている。
12/17時点81.9万口の貸し株残高で78万口の売り長、逆日歩発生。
日証金融資残は12/17 3万5008口と激減。
信用は、11/27売り残1839万口、買い残180万口で信用売り長が継続している。

日経平均が、ここまで上げると、ダブルインバの保有者、日経レバレッジの売り方など、弱気筋は、ますますポジションが拗れる。
結果として、先物の上げを促進する。
踏みあげるまで崩れないだろう。

1570日経レバレッジには、6/05に352万口まで信用売り残が増えたことがあり、
12/05に期日到来で買い戻しを強いられた。

ここら新年1~2月で買戻し需要は、ピークを迎え、信用ベースでは減少に向かうが、
禁断の信用ナンピンを、両銘柄とも行っており、常に半年後が期日という無間地獄のような状態が続いている。
さらには、1357日経ダブルインバは、現物を買い下がる手があり、口数が過去最大に膨らんでおり、
これが、永久凍土のように固定し、これは半年以上先も買い戻し圧力となる。

11日、SQ値¥26713
ここが、先物、オプション、ETFと三つ巴での締め上げのピークではあった。
指数のETF筋は、このSQに伴うロールオーバーコストを負担することとなり、1357、1570共に買い方は減価する。
常日頃から信託報酬分もそれぞれ年0.8%、減価している。



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