日経ダブルインバース-12/29

日経ダブルインバースは、発行口数が5億2898口まで増加している。
深刻な現物でのシコリとなり、このシコリは先物市場で売り建てされており、買い戻し圧力となる。

12月29日、日経平均が¥27000突破し、上場来安値更新¥504。

¥520でW底を形成しようとしていたが、下方ブレイクとなり、一段安の見通しとなる。

これは日経平均にダブル=二倍で逆に連動するETF。
日経平均が一日1%下げると、ダブルインバースは一日2%上げる設計。
逆に1%上げると2%下げる。

日経平均が一カ月で10%上下したら、ダブルインバースが20%上下する訳ではない。
あくまで日々、日時の変動率に倍の率で連動する設計。

12/18時点、1億497万口の信用買い残を残している。直近ピークの11/13 1.2億口からはやや減少。
同時に信用売り残が222万口に急減し、ピークの519万口から半減以下。
信用買いの投げ売りと信用売りの買い戻しがぶつかる溶けあい局面となっているが一方で現物の残高が増加している。

現在の信用買いの期日は、半年後、2021年6月に回って来る。
平均買い値を¥675と仮定して¥700億規模の信用のシコリとなる。
単価の下落で金額ベースでは減っているが、原資産である先物の枚数が比例して減る訳ではない。

11/20日時点、投資口数が、5億1652万口と、直近10営業日で3割増となり、¥700~600で深刻な¥4000億レベルのシコリが出来た事になる。
これは日経平均先物¥8000億の売り建てに該当する。

6月の時点にあった1億口規模の信用買い残は、現在、信用期日到来中、これが足下、投げ売りして信用買い残の減少につながっている。
現引きしているムキもあるようだ。

さらに7月戻り高値¥835、1.23億口の買い残の期日が、2021年1月に接近。
8月の信用買い残は1.3億口まで膨らみ、この期日は2021年2月。
順次、反対売買を強いられ先物の買い戻し圧力となる。
現引きした場合は先送りとなる。

日証金ベースでは12/28時点243万口の融資残=買い残。
12/29の496万口からは減少、11/26から激減中も貸し株残=空売りが27万口と少なく需給は悪い。
とはいえ、日経レバレッジの日証金需給が日経平均を動かすわけではない。

日経平均に順連動する1570日経レバの空売りも信用186万口と高水準。
これは日経レバレッジを買うのと同じ日経平均先物への買い戻し需要となる。

日証金貸し株残は、11/05に倍増し¥150の逆日歩がついて以降、株不足、逆日歩が続いている。
12/29時点68.1万口の貸し株残高で62.9万口の売り長、逆日歩発生の好需給。
日証金融資残は12/29 5万2532口と低レベル。
信用は、12/17売り残186万口、買い残137万口で信用売り長が継続している。

日経平均が、¥2.7万を超えて来ると、ダブルインバの保有者、日経レバレッジの売り方など、弱気筋は、ますますポジションが拗れる。
結果として、先物の上げを促進する。
踏みあげるまで崩れないだろう。

1570日経レバレッジには、6/05に352万口まで信用売り残が増えたことがあり、
12/05に期日到来で買い戻しを強いられた。

日経レバレッジの発行口数は、664万口と減少中。

新年1~2月で信用の買戻し需要は、ピークを迎え、信用ベースでは減少に向かうが、
禁断の信用ナンピンを、両銘柄とも行っている上、1357日経ダブルインバースは現引きしている筋も多い。
常に半年後が期日という無間地獄のような状態が続いている上、ダブルインバは、現物買い下がりと現引きの手がシンクロしている。
これが、永久凍土のように固定し、これは半年以上先も買い戻し圧力となる。

指数のETF筋は、SQに伴うロールオーバーコストなどファンドの維持費用を負担することとなり、1357、1570共に買い方は減価する。
常日頃から信託報酬分もそれぞれ年0.8%、減価している。
日経平均が横ばいなら双方が損をする痛み分けとなる。



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